がんを含む病変をスピーディーにスクリーニング。
MRIと人間ドックによるハイブリッドな検査方法

MRI全身検査[DWI法]とは、MRIと呼ばれる医療用装置を利用して、ほぼ全身(頸部~胸部・腹部・骨盤)に潜むがんの疑いを短時間で探り、詳しい検査(人間ドック)を組み合わせることで、がんの発見率を高める検査として大いに期待されています。

MRI全身検査[DWI法]ならではの3つのポイント

全身に潜むがんの疑いを探索

主に頭の検査で使われているMRIという装置を使用し、体内をくまなく撮影することで、ほぼ全身(頸部〜胸部・腹部・骨盤)に存在する小さな腫瘍をはじめとする「がんの疑い」を一斉に探索します。


スピーディに体内撮影

検査に要する時間が従来のMRIより短縮。
全身MRI検査[DWI法]では、横になったままMRI装置の中に入るので、気持ちの上でも楽に受けられます。
スピーディーに全身のがんスクリーニングが可能です。


放射線被ばくがゼロ

全身MRI検査(DWI法)は放射線を一切使用しません。
もちろん、放射性物質を含む薬品注射等もありませんので、体への負担が少なく、繰り返しの検査にも適しています。
また、定期的に検査を行うことで、見逃しのリスクを極力減らすことができます。


MRI全身検査[DWI法]でスクリーニングできる病気

【検査部位 男性】頸部、肺:肺炎・肺がん・縦隔腫瘍(縦隔とは左右の肺と胸椎、胸骨に囲まれた部分)、肝臓:肝臓腫瘍・肝臓がん、胆のう:胆石・胆のう腺筋腫症・胆のうがん、腎臓:腎臓がん/腎臓腫瘍、すい臓:すい炎・すい臓腫瘍・すい臓がん、前立腺:前立腺肥大症・前立腺がん 【検査部位 女性】頸部、肺:肺炎・肺がん・縦隔腫瘍(縦隔とは左右の肺と胸椎、胸骨に囲まれた部分)、乳房:乳腺症・乳がん、肝臓:肝臓腫瘍・肝臓がん、胆のう:胆石・胆のう腺筋腫症・胆のうがん、腎臓:腎臓がん/腎臓腫瘍、すい臓:すい炎・すい臓腫瘍・すい臓がん、子宮・卵巣:子宮内膜症・子宮筋腫・子宮体がん・卵巣がん・卵巣腫瘍
検査部位 男性
  • 頸部
  • 肺炎・肺がん・縦隔腫瘍
    縦隔とは左右の肺と胸椎、胸骨に囲まれた部分

  • 肝臓

    肝臓腫瘍・肝臓がん

  • 胆のう

    胆石・胆のう腺筋腫症・胆のうがん

  • 腎臓

    腎臓がん/腎臓腫瘍

  • すい臓

    すい炎・すい臓腫瘍・すい臓がん

  • 前立腺

    前立腺肥大症・前立腺がん

検査部位 女性
  • 頸部
  • 肺炎・肺がん・縦隔腫瘍
    縦隔とは左右の肺と胸椎、胸骨に囲まれた部分

  • 乳房

    乳腺症・乳がん

  • 肝臓

    肝臓腫瘍・肝臓がん

  • 胆のう

    胆石・胆のう腺筋腫症・胆のうがん

  • 腎臓

    腎臓がん/腎臓腫瘍

  • すい臓

    すい炎・すい臓腫瘍・すい臓がん

  • 子宮・卵巣

    子宮内膜症・子宮筋腫・子宮体がん・卵巣がん・卵巣腫瘍

従来のMRIで撮影した画像+MRI全身検査[DWI法]画像=フュージョン(合成)画像

MRI全身検査[DWI法]の原理

細胞のシェーマ 正常な細胞:正常、細胞間の水の動きがスムーズ。異常な細胞(がん細胞など):梗塞、細胞間の水の動きが悪い。 1.細胞間の水分子状況を濃淡で表現 2.MRI全身検査[DWI法]の画像含めた様々なMRI画像を元にフュージョン画像を作成し診断 3.がんだけでなく良性腫瘍や炎症なども描出されるため他の検査と併用することで検査精度がより高まる

私たちの体をかたちづくる細胞は、正常なものは細胞間の間隔が比較的広く、がん細胞を含む異常なものは細胞間の間隔が狭くなるという特徴があります。
そのため、細胞間に存在する水分子は間隔の狭い異常な細胞ほどその拡散運動が制限されます。

この仕組みを利用して体内を撮影した画像に濃淡をつけ異常を見つけやすくする技術がMRI全身検査[DWI法]の原理です。従来のMRI検査で利用されていた画像(T2強調画像など)にDWI(diffusion weighted image)と呼ばれる拡散強調画像を加えることで、さまざまな画像を見比べながら診断することが可能になります。

なお、画像にはがんだけでなく良性腫瘍や炎症なども描出されるため、MRI全身検査[DWI法]は他の検査と併用することで検査精度がより高まります。

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