専門ドック(脳・肺)
30代後半からは生活習慣病のリスクが高まり、会社などの健康診断だけでは不十分な場合も。気になる生活習慣・家族歴のある方や、がん・脳疾患の罹患率の高い熟年層の方は専門ドックを活用し、疾病の早期発見にお役立てください。
※人間ドックや健康診断にオプション検査としてプラスすることも可能です。
脳ドック
日本人の死因第4位※である脳血管疾患。生活習慣はもちろん、性別や加齢、脳血管疾患の家族歴も危険因子の一つです。脳血管疾患の発症を未然に防ぐためには、生活習慣の改善と共に、定期的な検査を受けるようにしましょう。
※平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況(厚生労働省)より
頭部MRI・MRAコース
脳梗塞(無症候性)や脳動脈瘤の有無、脳血管が細く狭くなっていないかなどを調べる画像診断です。脳卒中や脳腫瘍の早期発見・早期治療、さらに早期痴呆(痴呆前段階)診断・治療、発病しなければわからないような脳血管障害、またその危険因子の早期発見を目的としています。
当クリニックでは閉塞感を和らげたオープン型MRIを使用していますので、狭いところが苦手な方でも、安心してご受診いただけます。
- こんな人におすすめ
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- 高血圧・脂質異常症・高血糖が気になる方
- 熟年層、ストレスを感じる方
- 脳卒中や脳腫瘍の家族歴のある方
- 所要時間
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- 頸部あり:約40分
- 頸部なし:約30分
MRIとMRAについて
MRIとMRAは検査装置・方法は同じですが、撮影した画像の処理方法が違い、描き出すものが異なります。
MRIが、脳の断面を詳細に写し出し、脳梗塞や動脈瘤、脳腫瘍等を検出するのに対し、MRAは血管の状態を詳しく見るために用いられ、脳動脈瘤や脳動脈閉塞等を検出します。
頭部MRI・MRAコース
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頭部CTコース
X線で頭部を輪切りにした画像を撮影します。脳出血や脳腫瘍の有無などを調べます。MRIに比べて検査時間は短く、急性期の脳出血についてはCT検査の方が有用性があります。
- こんな人におすすめ
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- 短時間で脳疾患の原因となる病変を検査したい方
- 脳出血などの家族歴のある方
- 所要時間
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- 約10分
頭部CTコース
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肺ドック
がんの部位別死亡数において、男性で1番、女性で2番目に多いのが肺がん。他のがんに比べて生存率が低く、早期発見が特に重要です。
部位別がん死亡数[2015年]
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より作成
胸部マルチスライスCTコース
当クリニックでは肺がんの検出に有用な「胸部マルチスライスCT」による検査を行っています。
胸部マルチスライスCTは肺や気管、気管支などの病変を見つける画像診断検査で、肺や縦隔の断面を画像化します。肺がんはもちろん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの早期発見にも有用です。
- こんな人におすすめ
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- 喫煙されている方
- 肺がんの家族歴のある方
- 所要時間
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- 約30分
胸部X線撮影との違い
胸部マルチスライスCTは小さな陰影でも見つけることが可能です。また、心臓や横隔膜に重なって見つかりにくくなった病変も見つけることができるようになります。
左の胸部X線撮影では異常を見つけることができませんが、右のCT所見では矢印のところに約10mmの肺がんと思われる異常がみとめられます。